転職を検討している人のなかには、未経験の業界や職種で働いてみたい人もいるでしょう。しかし、履歴書や職務経歴書をどのようにまとめるか悩む人も多いかもしれません。転職を成功させるには今までの経験をしっかりアピールし、「この人を採用したい!」と思ってもらうことが大切です。今回は、未経験転職での履歴書・職務経歴書をうまくまとめるコツを紹介します。
未経験といっても、業種だけ未経験なのか、職種だけ未経験なのか、すべて未経験なのかによってアピールするポイントは変わってきます。
未経験の業界に転職する場合は、職種が同じなら業務内容に共通点がある状態です。しっかり求人情報を確認したうえで、すぐにできそうなことと学ぶ必要があることを把握し、今までの経験をもとに活躍できることを伝えましょう。
未経験の職種に転職する場合は、その業種に関連する知識があることをアピールしましょう。業界経験とそこで得たスキルやノウハウをベースに、新たな仕事にチャレンジしたい理由やその会社を選んだ理由を具体的にアピールできれば、評価が高まるでしょう。
未経験の業種・職種に転職する場合は、より念入りに応募する求人や企業研究を行う必要があります。企業や仕事に関する基本的な情報を押さえられていなければ、本気で転職したいという思いが伝わらなくなってしまいます。
未経験転職の履歴書は「志望動機」の書き方が重要です。まず志望する理由を簡潔に説明し、きっかけとなったエピソードを伝え、将来的なビジョンや意気込みを伝えるという流れでまとめます。
冒頭に、「なぜこの業種・職種に挑戦したいのか」「どういった経験を活かせるのか」を端的にまとめ、就業意欲をアピールしましょう。さらに自分の強みとスキルを具体的に伝えれば、即戦力という印象をもってもらえるでしょう。なお、過去の経歴をアピールしにくい場合は、職歴よりも志望動機と将来のビジョンを強く訴求し、強みやこれまでのキャリアをもとに貢献できることを理解してもらうようにすると効果的です。
ただし、未経験の転職で志望動機をまとめる際には、「働きながら知識を習得したい」という表現には注意が必要です。未経験だからこそ学んでいきたい、成長したいという気持ちがあるのは当然ですが、伝え方によっては「会社に教えてもらう意識が強すぎて、自ら学ぶ意欲が弱い」と思われる可能性もあります。未経験であっても、できるだけ早く即戦力となり、貢献できる人材になりたいと伝えるようにしましょう。
職務経歴書は履歴書のようにフォーマットが決まっていません。最初に自らの強みと「転職後にできること」をわかりやすくまとめ、その後にこれまでのキャリアと実績を詳細に伝えるという流れで作ってみましょう。
未経験転職の職務経歴書でも「実績」「スキル」をわかりやすく記載するのが基本です。自分ができることを新しい仕事でどう活かせるかを具体的に説明するようにしましょう。
あれもこれもアピールしたいと思うと、過去の経験を羅列してしまいがちですが、取り組んだ課題や解決方法などのエピソードを交えるとより伝わりやすくなります。ただし、第二新卒の場合は社会人経験が少ないため、学生時代のエピソードを活用するのもひとつの手です。
なお、「コミュニケーションが得意」「パソコンスキルがある」「ビジネスマナーを理解している」など、汎用スキルは必ず記載するようにしましょう。
履歴書と職務経歴書をうまくまとめるコツを紹介しましたが、ひとりでまとめるのは難しいと感じる人もいるでしょう。その際におすすめなのが、転職支援サービスです。
転職支援サービスのなかには、キャリアカウンセラーが応募書類の添削を行なっているところもあります。未経験の転職についてのアドバイスもしてくれるので、自分だけではわからなかったアピールポイントが見えてくるかもしれません。不安な点を解消し、スムーズに転職活動を進めるためにも、ぜひ活用しましょう。
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