飲食や販売で働いてきた人のなかには、ファッションが好きだからアパレル業界に転職したいという人もいるでしょう。あるいは、接客経験はあるもののアパレルは未経験なので不安という人もいるかもしれません。
自分なりの志望動機はあっても、面接でどのようにアピールしたらいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。今回は、飲食や販売からアパレル転職を希望する人のために、面接で好印象を与えるノウハウを紹介します。
販売職からアパレルに転職する際にアピールできるスキルは、コミュニケーション力、お客様の要望を聞く力、臨機応変に対応できる力です。
アパレルでは接客がメインになるため、コミュニケーション力や提案力が欠かせません。また、お客様の要望を察知する力や聞く力も重要です。お客様のニーズを判断できなければ適切なコミュニケーションが取れないため、商品を売ることができないうえに、お客様の気分を損ねてしまう恐れがあります。
自分が話してばかりいるのではなく、相手の話を聞く傾聴力が必要になるでしょう。また、接客ではマニュアルにない対応を求められることもあります。予期せぬトラブルがあった際に、臨機応変に対処できる人は重宝されるでしょう。これらはすべて飲食や販売の接客につながるものです。過去の経験を存分にアピールしましょう。
面接で、タイミングを逃して、スキルや経験を伝えることができないと採用される可能性が減ってしまいます。そうならないためにおすすめなのが、志望動機にスキルや経験を折り込んで伝える方法です。
【ホールスタッフ経験を活かす志望動機の例】
私は飲食店でホールスタッフとして長年勤めてきました。最高のサービスを提供するために、お客様の気持ちを理解し、対応してきました。その結果、コミュニケーション、チームマネジメント、仕事の効率化の大切を学びました。貴社ではこれまでの経験を活かし、よりお客様に満足いただけるサービスを提供したいと考えております。
このように、自分の経験をしっかり伝えられると貢献する姿が想像しやすいため、即戦力として採用されやすくなるでしょう。
接客メインのアパレル業界ではコミュニケーション力が重要視されます。お客様対応はもちろん、社内・社外の人とのコミュニケーションを取る機会も多いためです。面接では、コミュニケーション力が高いことをしっかりとアピールしましょう。
また、アパレルで働くならば、ファッションが好きなことは欠かせません。単にファッションが好きだとアピールするのではなく、そのブランドのどこが好きなのか、なぜ好きなのか、具体的に伝えることが大切です。
アパレルでは長時間の立ち仕事になることが多いうえ、商品の搬入、品出しなど力仕事もあるため、体力がある人が好印象を与えるでしょう。疲れたときでも常に笑顔を求められるなど、精神面の強さも必要です。ぜひ体力面・精神面の強さもアピールしてください。
志望動機として、接客が好き、商品が好きというのは大切なことですが、それだけでは他の人と差別化ができずに不十分です。なぜなら、企業が求めているのは会社に貢献して利益をもたらす人だからです。好きという気持ちを伝えるのも大事なことですが、あまり強調しすぎず、自分に何ができるかを理解してもらうようにしましょう。
また、志望理由に関するエピソードは、たくさんあればいいというわけではありません。自分の強みをとにかく伝えたいという思いが強かったとしても、詰め込みすぎると何がいいたいのかわからなくなってしまいます。採用担当者にとってわかりやすいエピソードを用意するようにしましょう。
「転職セレクトなび」はアパレル・ファッション業界や飲食業界の正社員求人を多数用意しています。それぞれの業界の動向や求人のトレンドに詳しい専任のキャリアコンサルタントが、マンツーマンで転職をサポート。キャリアの相談から具体的な求人紹介まで、希望にあわせたサポートを完全無料で行います。
アパレル業界や飲食業界だけでなく、異業種の企業に正社員として転職したい方は、「転職セレクトなび」で求人情報をチェックし、無料サポート登録でお声がけください。