飲食業界とひとことでいっても、家族で経営する飲食店から全国展開するチェーン店まで、その形態はさまざまです。
そのなかでも、全国チェーン/フランチャイズ経営や複数店舗を展開するような大手企業では、本部が組織全体の運営・管理を行い、店舗や現場で働くスタッフを外から支え、組織を統括します。今回は、表舞台に出る機会は少なくても、本部を支えているといえる職種を紹介しましょう。
担当エリアの複数店舗を統括してマネジメントするのがスーパーバイザーです。店長とコミュニケーションを深めながら、課題に対する改善策を考えて対応し、売上アップやサービス向上につなげます。さらに、本部の経営方針を伝え、競合店のリサーチや人材育成などへのアドバイスも行います。
複数の店長とスムーズにやり取りするためには、コミュニケーション力が必要です。さらにアドバイスやきちんと指導できる力、改善策の提案力など、エリア内の店舗を束ねるマネジメント力も大切になってきます。
どのような場所に出店すれば効果的なのか、地域の特性や立地を調査し、新規店舗の出店計画を立てるポジション。分析したデータに基づき、店舗の大きさや内装なども考えます。
コロナ禍以降に活気が戻りつつあるとはいえ、食材の高騰などまだまだ懸念点もある飲食業界。最近では、海外進出で業務拡大を計る企業も多く、アメリカやアジア圏への出店も増えています。国内事情だけでなく、海外トレンドや語学力も重要になってきています。
フランチャイズとは、本部が所有する商標や販売・経営ノウハウなどを加盟店に与え、その対価として加盟店が本部に一定の加盟料を支払うビジネスモデルです。そのため、フランチャイズビジネスで業績を伸ばすためには、加盟店を増やす必要があります。
なおかつ全世界、どこの店舗でも同じサービスを提供する必要があり、基本的には店舗ごとにオリジナリティを出すことはありません。
開発担当は本部によるフランチャイズ開発計画に沿って、加盟店オーナーにアドバイスを行い、店舗の円滑な開発・運営をサポートします。一定の範囲でも魅力を充分に伝えることができ、加盟しようと思ってもらえる営業的なセンスも大切です。
店舗で発売・提供するメニューや商品を企画・開発する仕事です。季節やイベントに合わせ定期的に新商品やサービスを提供する企業も多く、より集客でき、業績を上げられるような新商品・新サービスの開発を行います。
お客様のニーズを読み解く力、柔軟な発想力に加え、それを形にするアイデア力が求められます。さらに、価格、予算なども考慮するなど、冷静な視点も求められます。
集客するためのプロモーションを行い、お客様のニーズに応えるイベントやサービスを考えます。さらにテレビや雑誌など、さまざまな媒体への広告やCM展開、SNSでの発信や運用を行います。
マーケティングやSNSの知識に加え、業界のトレンドやお客様のニーズを把握していることが必要です。人気の高い職種ですが、一般的には現場などで経験を積み、常にトレンドや動向に敏感でいることが大切です。
飲食業界と聞くと、ホールスタッフやキッチンスタッフをイメージする人も多いでしょう。今回紹介したように、飲食業界にもさまざまな職種があり、裏方として業界を支えている人もたくさんいます。飲食業界経験がなくても、営業職や事務職などの経験やスキルを発揮できる業界です。
「転職セレクトなび」を運営する株式会社シーエーセールススタッフは、飲食業界の転職サポートにおいても豊富な実績があります。
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